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安心して発言できるビジネスチャットツールを!Typetalk開発者の想い


「Typetalk」というサービスをご存知でしょうか?

「“そう言えばさぁ”を伝えあおう。」をサービスメッセージとして、チームの活発なコミュニケーションを実現するビジネスチャットツールです。今回は、Typetalkのプロダクトマネージャーである吉澤さんにインタビューをさせていただき、Typetalkの開発ストーリーや吉澤さんが実践する使い方Tipsを伺いました。

「チームの状況が見える」「気軽にアイデアを出し合える」を形にしたのがTypetalk

ーー吉澤さん、本日はよろしくお願いします!早速ですが、Typetalkってどんなビジネスチャットツールですか?

業務に関することはもちろんですが、社内の雑談量を増やしてチームに一体感を生み出すビジネスチャットツールです。カジュアルに雑談が行える場としてメンバーとの距離を近づけ、業務をスムーズに進められるチームの土台作りに使っていただいています。

ーー気軽にコミュニケーションを取れる場というのを大切にしているんですね。

Typetalkはアイデアや意見を”発散する”場として使って欲しいという思いがあります。深く考えて、練り上げたアイデアでなくて良いんです。まずは気軽にアイデアを出し合って、タスクとして確立したら、Backlogに場所を移して完了に向かっていく、というイメージです。

ーーTypetalkで特徴的なライン形式の返信も気軽なコミュニケーションを意識してのことですか?

実は、TypetalkにはTwitterのUIを意識して取り入れています。そのためスレッドなどでトピックごとに閉じた会話を展開するのではなく、会話が飛び交うようなライン返信機能を採用しています。「このテーマについて話しましょう!」という形ではなく、ふわっと始まった会話からアイデアやタスクが生まれていくようなイメージです。

また、「透明性があるチーム」を作る手助けをしたいとも思っています。

私自身、Typetalkを作る前はBacklogのエンジニアとして働いていました。当時はBacklogとSkypeを利用してコミュニケーションを取っていましたが、同じメンバーでも勤務地が東京と福岡で分かれていたので、誰が何をしているのか見えづらい状況でした。

システム障害が起きた時の対応など、他のメンバーが過去にどのように対応したか見られる仕組みがあれば、個人の暗黙知として蓄積されたものがチーム共通の形式知になるのではないか、と思っていたんです。

Backlogとの連携、まとめ機能を使うとより便利に

ーー当時からリモートでやりとりをしていたヌーラボだからこそ生まれたツールでもあるんですね!ただ、今では多くのビジネスチャットツールがある中で、Typetalkの特徴はなんでしょうか。

まずはBacklogとの連携です。Typetalkで生まれたアイデアからBacklogに課題を作成したり、逆にBacklogの課題作成をTypetalkに通知することもできます。BacklogにTypetalkの会話のリンクを貼れば、一連の経緯を簡単に把握することも可能です。「Typetalkで話し合ったことをBacklogで形にしていく」という良い補完関係にあると思います。

もちろん今後は、Backlogだけでなく他社のツールと連携を進めて、ユーザーの利便性を高め、チームの会話がより活発化する手助けをしていきたいです。

ーーこの機能を使って欲しい!というおすすめはありますか?

先ほどTypetalkは発散をする場と言いました。Typetalk上では気兼ねせずに多くのアイデアを出し合って欲しいと思っています。しかし、アイデアが出たらグルーピングして整理したり、そこから企画にまとめこむために一度収束させる必要があります。そこで用意したのが「#まとめ機能」です。#(ハッシュタグ)を使って投稿されたメッセージをまとめられるので、後から簡単に振り返ることができます。

まとめをURLで共有できるので、Backlogの課題に貼れば課題発生の経緯を詳しく振り返ることもできます。

ーー吉澤さんご自身はまとめ機能をどのように使っているのですか?

「つよしメモ」というまとめを作って、各社のビジネスチャットの動向や思いついたアイデアをつぶやいています。つよしは私の下の名前です(笑)

Typetalkチームへの共有のため、という意味合いもありますが、私自身が振り返るためにもこのまとめはよく見ています。即時対応するわけではないけれど、蓄積しておきたいアイデアの置き場所として、Typetalkのまとめ機能を使っているチームは多いのではないでしょうか。

入力中、既読の表示はあえて出さず

ーー様々な機能を改善する一方で、「あえて」実装していない機能もあるそうですね。

相手がテキストを入力している時に出る「入力中」の表示、またメッセージが読まれたことを示す「既読」の表示はあえて出していません。

「入力中」の表示があれば会話をしている時のように相手の発言を待つ時間が持てるし、「既読」の表示があれば相手がしっかりメッセージを受け取ったことを確認できるというメリットもあります。

しかし一方で、発言を待つプレッシャーや返信を急がなければいけない焦りを感じる人もいます。Typetalkで安心してコミュニケーションをとれる環境を提供するため、意図的に実装していない機能です。

ーー投稿直後のメッセージの編集には「編集済み」を表示しないというリリースも2022年1月に行いましたね。

Typetalkのメッセージを投稿後に編集した場合「編集済み」というマークが表示されますが、30秒以内に編集した場合にはマークが付かない、という機能です。ちょっとした誤字脱字は頻繁に起こりうるものなので、それは気軽に訂正できる環境にしたいという思いから改善した機能です。

気軽に投稿できるチャットツールだからこそ、ギスギスした空気を生むのではなく、チームディスカッションがポジティブに活性化するようなツールでありたいと思っています。

キーワードは「働く人への優しさ」


ーー今後Typetalkに追加していきたい機能などはありますか?現状の吉澤さんのアイデアベースのものでも、是非教えてください。

テキストコミュニケーションの難しさを解決するような機能があると良いと思います。

チャットツールを開発している私ですが、日々テキストコミュニケーションの難しさを感じています。ライティングにも時間がかかるし、逆にリーディングでも相手の意図を深読みしてしまって会話がこじれてしまうこともあります。

だからこそ、チャットツールを日々活用していく中で、ビデオ会議ツールなどを利用して音声通話で補足しています。Typetalk上で行うテキストコミュニケーション自体の改善とともに、音声などテキスト以外のコミュニケーションによる解決も模索していきたいと考えています。

ーーテキストと音声、よりシームレスに使い分けることが出来たらコミュニケーションの質が上がりそうですね。

「より安心して発言できる場」を作っていきたいという思いがあります。安心を作るという意味で、もう1つ改善したいのは「通知」です。

現代の生活では、電話、メール、SNS、チャットなどいたるところで通知が溜まっていきます。Typetalkを作った当時からこの状況を「通知爆発」と呼んで懸念していました。

リモートワークが普及して個人が仕事のスタイルを選ぶ時代になった今、全員が同じ時間帯で働いていない企業も増えています。そんな中で、プライベートの時間にチャットからの通知が来るのを気にしない人もいれば、気になってしまう人もいるのではないでしょうか。私自身は通知を気にしちゃうタイプなので(笑)

各個人の気遣いに委ねるのではなく、ツール側で気を使わなくて良い仕組みを用意出来たらいいと思います。

Typetalkでたくさんのアイデアが生まれますように

ーー最後に、Typetalkユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。

以前ユーザーインタビューに伺った際、お客様から「Typetalkがなかったら今のサービスは生まれていなかった」と言っていただいたことがあります。そう言っていただくのが、プロダクトマネージャーとして一番嬉しいです。Typetalkを使うことで安心して意見を出し合えて、より良いアイデアが生まれて、その結果お客様のビジネスの成長に少しでも役立てたらと思います。

ーー吉澤さんの優しさと熱い想いが詰まったTypetalkのお話、ありがとうございました!